徳島県×韓国外国語大学、MOU締結

2026年3月25日、韓国・ソウルの韓国外国語大学校(HUFS)を訪問し、徳島県と同大学との間で「相互協力に関する業務協定」が締結されました。

後藤田正純知事とカン・ギフン総長が協定書を交わし、学生交流をはじめ、インターンシップや就職、教育・研究など、これからの徳島と韓国をつなぐ実務的な連携について合意しました。

今回の協定も、ある日突然決まったものではありません。

弊社代表がこれまで韓国で築いてきた大学関係者とのご縁を徳島へつなぎ、県の韓国チームとともに準備を重ねてきた取り組みの一つです。

実際、後藤田知事にも後日の記者会見で、こうした大学との協定について、新しい韓国チームによる取り組みの成果であると評価していただきました。

協定書を結んだだけで終わらせない

明知大学とのMOUと同様に、今回も私たちが大切にしたのは、単に大学と自治体が協定書を交わすことではありません。

「実際に人が動く協定にすること」。

学生が徳島へ来る。
徳島を体験する。
その経験を自分たちの言葉やSNS、映像で韓国へ伝える。
そこから友人が徳島を知り、次の学生がやって来る。
インターンシップや就職、観光、文化交流へつなげていく。
もちろん、その逆も。

今回の協定では、学生が実際に徳島を訪れ、文化を体験したうえで等身大のコンテンツとして情報発信するプログラムを取り入れました。

4月・5月の徳島への学生招聘、徳島企業と連携したインターンシップ・就職、県内大学との教育・研究交流など、かなり具体的な内容まで踏み込み、最初から、実際に人が動くところまでを考えています。

約300人の学生を前に、後藤田知事が講演

協定締結後には、後藤田知事による学生向けの特別講演が実現しました。

テーマは「徳島県―韓国外大 グローカル青年交流イニシアティブ」

約300人の学生を前に、徳島の魅力だけでなく、これからの日韓を担う若い世代の役割や、地方が世界と直接つながっていくことの重要性について語っていただきました(聴講は日本語学科の学生さんです)。

会場で印象的だったのは、学生たちが単に「日本に興味がある」というだけではなく、「徳島で何ができるのか」「自分が徳島へ行く理由は何か」を探し始めていたことだったそう。(代表の後日談)

情報を届けるだけでは、人はなかなか動きません。

情報が興味になり、興味が「行ってみたい」「会ってみたい」「体験してみたい」という動機に変わったとき、初めて人の流れが生まれます。

これは、これからのインバウンドを考えるうえで非常に重要だと思います。

そして、学生が徳島へ

そして、今回もこの協定は記念写真だけでは終わりませんでした。

4月23日、韓国外国語大学の教職員・学生ら51名が実際に徳島県庁を訪問

後藤田知事から「徳島グローバルアンバサダー」の委嘱も行われました。
県内学生との交流だけでなく、インターンシップ、就職、産学連携など、さらに一段深い話へと進んでいます。この日にも、大学関係者と後藤田知事、弊社代表らが今後の連携について協議しました。

さらに5月には第2次プログラムとして、学生44名に加えてカン・ギフン総長ら大学関係者も来県の予定。

3月に協定を結び、4月に約50人、5月にも約40人の学生が徳島へ。

私たちが考えていた「実装型の国際交流」が、早くも人の流れとして動き始めました。

「来てもらう」から「また来る理由をつくる」へ

これからの地方インバウンドは、一度観光客を呼んで終わる時代ではないと考えています。

大学、学生、企業、文化、観光。
徳島を訪れた人が、徳島を好きになる。
次は友人を連れて旅行に来るかもしれない。
インターンシップに来るかもしれない。
徳島の会社で働くかもしれない。
将来、韓国企業と徳島企業をつなぐ人になるかもしれない。

そう考えると、学生交流は単なる国際交流ではありません。
10年、20年先の徳島と韓国をつくる「関係人口への投資」でもあります。

カン商事が韓国で長年培ってきたネットワークも、単に「有力な人を知っている」だけでは意味がありません。

そのご縁を徳島につなぎ、実際に人が動き、次の交流が生まれるところまで育てていく。

今回の一連の大学との協定は、その一つのモデルケースになり始めています。

徳島と韓国をつなぐ流れは、ここからさらに面白くなっていきそうですね。


韓国外国語大学校(HUFS)について

韓国外国語大学校(한국외국어대학교/Hankuk University of Foreign Studies)は、1954年に設立された韓国を代表する外国語・国際地域研究の専門大学です。

現在は45言語を教育し、そのうち16言語は韓国内で韓国外大だけが専門的に学べる言語です。語学だけでなく、各地域の政治・経済・社会・文化、さらにAIや理工系分野まで教育領域を広げています。

国際交流の規模も大きく、毎年約2,000人の学生が海外の提携大学で学び、約3,700人の外国人留学生・交換学生を受け入れています。2023年10月時点で101カ国646大学・機関と交流関係を持っています。

徳島にとっても、単なる一大学との協定ではなく、世界につながる若い人材との接点をつくるパートナーとして大きな可能性があります。

韓国外国語大学校(HUFS)公式サイト

関連記事・公式情報

東亜日報|韓国外大-徳島県、教育・文化交流を推進(韓国語)

韓国外国語大学校|徳島県との協定・交流について(韓国語)

徳島県|韓国外国語大学校との「相互協力に関する業務協定書」締結式および講演

    2026.3.24

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