徳島の森を、韓国の市場へ

7月5日。

韓国で近年注目を集めている「農村滞在型シェルター」

農村での滞在や休養、二地域居住といった新しいライフスタイルへの関心が高まるなか、小規模な滞在施設への木材利用など、韓国では新たな木造建築需要の可能性が生まれています。

そこで今回、韓国の林業関連メディア関係者と木材輸入事業者の皆さまを徳島へお迎えし、県内の林業・木材産業の現場を視察していただきました。

弊社が韓国側との接点をつくり、徳島県の林業関係者とも連携しながら実現した今回の訪問。目的は、徳島の木を「紹介する」だけではありません。

韓国で伝える人と、実際に木材を扱う人。その両方に徳島を見てもらう。

情報発信から、将来的な商流までを見据えた取り組みです。

日曜日も、現場へ

視察には、徳島県観光協会・韓国戦略課の職員も同行しました。
日曜日にもかかわらず、現場で韓国側とのコミュニケーションや視察をサポート。

新しく加わった金さんも、通訳や情報発信を含め、積極的に動いてくれました。
国際交流というと、式典や会議の写真が目立ちます。
でも実際の仕事は、そのずっと手前にあります。

現場へ行く。
一緒に歩く。
話を聞く。
相手が何を求めているのかを知る。

こうした積み重ねがなければ、ビジネスにはつながりません。

徳島の木を「韓国で使える商品」として考える

視察では、徳島県内の木材加工事業者などを訪問。
徳島の木材加工技術、品質、木を生かした空間づくりなどを実際に見ていただきながら、韓国市場でどのような展開が可能なのかについて意見を交わしました。

韓国側にはメディアだけでなく木材輸入に携わる事業者も参加しています。

だからこそ、

「記事になるか」

だけではなく、

「韓国で実際に扱えるか」
「どのような商品なら需要があるか」

という、よりビジネスに近い視点で徳島の林業を見る機会になりました。

そして、韓国で記事になりました

現場を実際に見ていただいた結果、その後、徳島の森林・木材文化は韓国メディアで紹介されました。

誌面には、祖谷の豊かな森林やかずら橋をはじめ、木を活用した施設、藍染、阿波おどりなどが大きな写真とともに掲載。

さらにオンライン版でも、徳島が「日本の小都市を体験する旅」として取り上げられ、木、伝統文化、地域産業などが旅の魅力として発信されました。

つまり今回の取り組みは、

韓国の関係者を徳島へつなぐ

実際の産業現場を見てもらう

韓国で情報が発信される

次の観光・産業交流へつなげる

という流れになりました。

「森林ツーリズム」という新しい可能性

今回、改めて感じたのは、徳島の森林には二つの海外展開の可能性があるということです。

一つは「木材」という商品として韓国へ届けること。
もう一つは、森林そのものを目的に徳島へ来てもらうことです。
祖谷の森林、木造文化、伝統産業、職人、食、地域の暮らし。
これらを一つのストーリーとしてつなげれば、

森林 × 産業 × 文化 × 観光

という「森林ツーリズム」の形が見えてきます。
木を輸出するだけでもない。
観光客を呼ぶだけでもない。

徳島の森林そのものを、地域産業と観光の両方につながる資源として世界へ届ける。
そこに今回の取り組みの面白さがあります。

観光は、産業をつなぐ入口にもなる

弊社が考えるインバウンドは、単純に外国人観光客の人数を増やすことだけではありません。

人が徳島へ来る。
徳島の企業や人と出会う。
そこで信頼関係が生まれる。
その関係が、次には商品取引や企業間交流、貿易、投資へ発展するかもしれない。

「徳島の森を、世界の観光資源へ。そして地域産業の力へ。」

今回も、ご縁を林業という新しい分野へ繋ぎ、広げることができました。

観光だけではなく、林業へ。
情報発信だけではなく、ビジネスへ。

そしていつか、

徳島の木が、韓国の新しい暮らしの空間になる。

そんなところまでつながれば、今回の訪問はさらに大きな意味を持つことになります。
徳島には、まだ海外に知られていない産業や技術がたくさんあります。
その価値を見つけ、世界の必要としている人へつなぐ。

これからも、そんな仕事を一つずつ積み重ねていきたいと思います。


CEO MAGAZINE|「徳島、日本の小都市体験旅行 BEST3」(韓国語)

    2026.8.19

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